かびと住まい ー トイレに発生するカビの原因と種類

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トイレに発生するカビの原因

トイレは住まいのなかでもカビが発生しやすい場所ですが、どうしてカビが生えやすいのでしょうか。

●トイレは湿気がたまりやすい

空気中のどこにでも存在しているカビの胞子ですが、カビが発生するにはいくつか条件があります。温度と湿度も条件で、温度が25度~30度であること、湿度が80%以上であることも条件になります。トイレには水が溜まっていて、それが蒸発して湿気がこもり、気温も高くなりがちです。さらに、マンションの場合、窓がなく風通しが悪い場合はさらにカビが生えやすくなります。

●水や尿の飛び跳ねも要因

トイレで手を洗うときの水しぶきや尿が壁や床に飛び散ることがあります。特に尿の跳ねは、カビの原因になるだけでなく、放置すると菌が繁殖して臭いの元にもなります。

トイレに発生するカビの種類

●黒カビ

正式名を「クラドスポリウム」と言う黒カビは住まいの中に発生しやすいカビです。黒カビは湿気を好み、住まいの中でも湿気が多い浴室や洗面所、サッシ、そして、トイレなどで繁殖しやすいと言われています。黒カビに毒性はありませんが、黒カビが発生すると、空気中に大量の胞子が浮遊し、その胞子を呼吸する時に吸い込んでしまうと、喘息やアレルギーになる可能性があるので、注意が必要です。

●赤カビ

トイレの便器などに付着している赤い汚れは赤カビです。見た目も悪く、ヌメッとしているので、とても不衛生に見えて不快感を抱くかもしれません。
赤カビは名前からカビだと思うかもしれませんが、実はカビの仲間ではありません。赤カビは「ロドトルロ」という酵母菌です。酵母菌もカビと同じく湿気が多い場所を好んで繁殖します。黒カビが生える所には、赤カビも生えやすいようです。赤カビはカビよりも増殖が早く、あっという間に広がってしまいます。万が一、口に入ると腹痛・下痢・嘔吐などの食中毒を起こす可能性が高い有害な菌なので気をつけましょう。

トイレに発生するカビの対策

●便器のカビ

便器のカビには重曹を使って掃除をするのがおすすめです。掃除の仕方は簡単で便器内に重曹を粉のまま振りかけて、ブラシで磨くだけ。さらにクエン酸があれば、便器内の水が溜まっているところに水100mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸水を入れ、ブラシで重曹とクエン酸を混ぜ合わせ発砲させ、泡の力でよりカビが落としやすくなります。また、発生した泡をしばらくそのままにし、カビと馴染ませれば、簡単にカビを落とすことができます。

●壁のカビ

壁のカビにも重曹とクエン酸が効果的です。壁の場合は粉のままではなく、水100mlに重曹小さじ1杯を混ぜた重曹水を使います。まず重曹水を壁に吹き付け、すぐに固く絞った雑巾で拭き取ります。次にクエン酸水を壁に吹き付けて、固く絞った雑巾で拭き取ります。最後に乾いた雑巾で壁を乾拭きします。掃除後は換気をして壁をしっかりと乾燥させましょう。

●床のカビ

トイレの床材によって使用する洗剤を使い分けましょう。床材が木材など変色しやすい素材であれば、壁と同じく重曹水とクエン酸水で掃除をしましょう。クッションフロアやタイルなど水に強い素材の場合は、重曹ペーストで掃除をしてみましょう。重曹ペーストは重曹の粉と水を3:1の割合で混ぜて、ペースト状にしたものです。掃除の仕方はカビ部分に重曹ペーストを厚く塗り、ペーストの上からクエン酸水を吹き付け、その上からラップをし、30分ほど置き、雑巾で拭き取ります。

●タンク内のカビ

水を流してタンクを空にして、重曹水を吹き付けてその後にクエン酸水をスプレーします。10分ほど置き、ブラシやスポンジで洗います。

「トイレを清潔にするコツ」

上で紹介したようにトイレのカビを落とす方法はありますが、できればカビが発生しないようにすることも大切です。そのためには

  1. 換気をこまめにする
  2. トイレの蓋を閉める
  3. 汚れたらすぐにその場でこまめに掃除
  4. トイレ使用後に重曹水を吹き付ける

をするようにするとよいでしょう。

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